下を向く日も、前に進む

山縣海生(3年/DF,MF/静岡高校)

書くべきことが2つあったが、上手く組み合わせられなくて2つに分けた。1つ目は僕のネガティブな部分が、2つ目は僕の明るい部分が表れているような気がする。

本編に入る前に一句。
 握った手
覚悟を決めた
 小さな手
広げてみれば
大きな未来

『逆風』

最近はなんだかサッカーがつまらない。

昨シーズンは1ゴール1アシストで最低限の結果を残したものの、試合には半年で5試合120分しか出してもらえず、悔しいような腹立たしいような気持ちでシーズンを終えた。シーズンが始まる前は「誰よりもサッカーにピュア」と先輩に言われるほどサッカーが楽しかったが、終わる頃にはプレイヤーを辞めようと考えるようになっていた。でも、いろいろな人に相談しながら辞めない方が良いと自分を説得して、オフシーズンはとりあえず練習に参加していた。

3月ごろから少し調子が上がってきてサッカーが楽しく感じるようになっていた。でもサッカーが楽しいのは一瞬で終わり、外サッカーが始まって得意なロングキックが解放されたかと思えば、1番下のカテゴリーに配属されて屋内練習をやらされた。サッカーをなんとか楽しもうと攻撃的サイドバックに挑戦して、サイドバックで1ゴールを記録したが、需要がなかったのか、もしくはプレーが良くないのか、気付けば穴埋め要員のセンターバックに任命されてしまい、序列を最下層まで落とされた。

絶望してモチベがなかなか湧いてこないが、一応ラントレ筋トレには取り組んでいる。毎週3.4回トレセンに行くし、練習や試合で不完全燃焼の日は夜メンストを走る。僕を評価してくれる人がいる限り、期待してくれる人がいる限り、頑張らないといけないと思う。そして何より、まだ2シーズンあるから自分に諦めてはいけないと思う。

落ちるところまで落ちた。ここから上がっていけるかな。17年目のシーズンは難しくなりそうだ。

『カンボジアでサッカー×国際協力に挑戦した話』

昨年の11月にSmile Soccer Project(通称SSP)を立ち上げ、今年の2月に北大サッカー部の4人でカンボジアに行ってきた。purposeはsightseeingだが、単に観光しに行ったわけではない。サッカーでみんなを笑顔にしてきた。

SSP立ち上げの背景はいろいろあるが、大好きなサッカーでもっと多くの人に笑顔になってもらいたいという想いが自分を突き動かした。本田圭佑さんへの憧れもあり、カンボジアで1歩目の活動を行うことにした。タイと国境付近で戦争をしていたり、拉致が頻発しているという噂が流れていたり、不安なこともあったが、現地の方から問題ないと言ってもらったため決行した。

思い返せば、サッカーを通じて、いろんな人に出会って、いろんなことを学んで、いろんなことを身につけてきた。もっと言えば、明るい性格もサッカーを通じて得たものだと思う。サッカーは本当に素晴らしいスポーツ。

SSPで成し遂げたいのは、サッカーをより楽しんでもらうことと、サッカーできる環境を提供すること。プロジェクトを企画・計画をする上で大事なのは、なぜやるのか、何を達成したいのか、そして何を目指すのかの3つ。これはほぼ毎日考えている。

実際にカンボジアでどんなことをしたのか紹介する。
1.村の訪問
カンボジアの古都シェムリアップで活動されているNPO法人earth tree様にご協力いただき、トロペアントム村という地域で子どもたちと交流した。earth tree 様が運営しているearth tree ビレッジは竹建築が有名なので、一度調べてみてほしい。竹を使ってゴールをつくり、そのゴールを使って子どもたちとサッカーをした。この村はサッカーの文化がほとんどない地域だったので、ボールの蹴り合いになってしまったが、子どもたちに楽しんでもらえたので良かった。サッカー以外の交流も楽しかった。子どもたちの純粋な笑顔がすごく印象的でまた訪れたいと思っている。

この村は最低限のインフラは整っていたが、それ以上のものはなかった。田んぼで育てたお米を火で炊き、おかずは子どもたちが捕まえた虫や鶏で、自給自足をしていた。それでも村の人たちは常に笑顔で、モノ・サービスに溢れた日本で暮らす幸せとは全く違う幸せがそこにはあった。

2.PK大会の開催
サッカーファンを集め、約20人で4チームをつくってPK大会を開催した。楽しんでもらえて良かった。その後2チームに分かれてフレンドリーマッチを行った。言葉が伝わらなくてもパスを繋ぎゴールを決める。サッカーに言語なんか関係ない。めちゃくちゃ楽しかった。

3.孤児院の訪問
児童養護施設のSansai Khmer’sを訪れ、子どもたちと遊んだ。折り紙をしたり、バレーしたり、サッカーしたり、短い時間だったけど楽しかった。カンボジアのクメール語だけでなく、英語や日本語も話せる子どももいて、刺激を受けた部分もあった。

SSP立ち上げからカンボジアプロジェクトまで約3ヶ月の間、かなり忙しい日々だった。朝ミーティングして授業3コマ受けて部活行ってバイトしてまたミーティング、そんな日もあった。旧帝戦からそのまま行って現地着いた時にはすでに身体はボロボロだった。お金もめちゃくちゃかかった。それでも自分のプロジェクトで笑顔になってくれた子どもたちがいて、子どもたちの成長に繋がると考えると、ものすごく幸せで、良い経験になったと思う。

より多くの人をSSPファミリーに巻き込み、より多くの人に笑顔になってもらえるように努めてまいりますので、ご協力よろしくお願いします。

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