最下位からのすたーと

蓮田彩生/MF/杉並学院高校(RioFC)

4月末頃に北大サッカー部の体験練習に初めて参加した。
「名前と出身高校を言ってください」
自己紹介をする機会があり、一緒に来ていた体験生が最初に答えた。
「〇〇です!札幌東高校から来ました!」
北大輩出者数も多い名門校ということで、場は盛り上がった。
次は自分の番。北海道とは遠い東京の、しかもとてもじゃないが名門校とは言えない高校を言っても、誰も知らないだろうし、言ってもなぁ、、
「蓮田彩生です。杉並学院高校出身です。」
場は札幌東の時よりもずっと盛り上がった。何が起きたのかわからなかった。いつの間に、遠い北海道の地にその名が轟くまでに著名な学校になったのか、と有り得ない想像しか出来なかった。
答えは単純で、杉学出身の下國大先輩が居るからだ。これは奇跡である。杉並学院(杉学)は正直、国立大はほとんど出ない、進学校とは呼べない高校だった。しかしその中で、北大の、しかもサッカー部で遭遇するということが起こったのである。

ここまで出身高校を下げるようなことを言ってしまっているかもしれないが(意図的に下げようとはしてません)、自分が杉学に入学して初めて受けた模試は学年350人ほどいる中で100位代後半だった。まさに下位からのスタート。

でも下位から勉強を頑張って見ると、これが意外と楽しい。模試の度に学年順位が上がって、1年生のうちに学年順位は1桁になった。中学時代に全く勉強してこなかったのもあり、そのカバーもしなきゃ行けないから、勉強のやりごたえがたっぷりである。結果的に現役で北大に受かることができたし、個人的には満足している。

今の北大サッカー部でも同じく下位からのスタートだ。長いブランクで体力もないし、足元も頭も衰えてるのを実感する。しかも、5月頭に早速内転筋を肉離れして、そっから1ヶ月サッカーができなかった。同期との差もどんどん広がって行った。
まだ怪我が治ったと言われていなかった頃、高橋さんに言わずに出た北大クラブ戦(試合前に高橋さんにバレて注意されたが、その日だけ出るのを許された)では、技術も体力もボランチとしての動きも最低だった。全選手の中で圧倒的に自分が一番下手だった。

でもそれで良かった。下位からのスタートは楽しいから。体力・筋力などの体づくり、足元の技術と足りないことは山ほどある。
でもそれらの課題をクリアしていけば自分はめちゃくちゃ成長できるんじゃないかと想像すると、その事実はポジティブでしかない。高校時代、中学レベルの単語を覚えただけで英語の校内偏差値が上がったのと同じように。

とりあえず、今年は自分の課題と向き合う1年だと思う。部内で存在感を発揮するようなプレーをすると言うよりかは、地道に自分の弱点を潰していって、戦える選手になって行きたい。
漠然だけど、今年の目標はそれでいく。

あと移行点3.5以上取りたいです。

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