流離

文園啓太/MF/日本大学習志野高校
さすらい、この言葉の意味を知っているだろうか。Z世代なら「さすらいネキ」として聞き馴染みがあるだろう。辞書には「身を寄せる所や定まった目的もなく、故郷を離れあちこちをさまよい歩くこと」と書いてある。この言葉の通り、現在北海道で暮らしを営んでいる。

高2の夏頃僕は引退した。最後の試合は選手権予選、翔凛高校に1-5で敗れ僕のサッカー人生は終了した。

引退した理由は「勉強」である。

「無双」といういかつい塾に高一から通い、学校では常にtopの成績であった。高2の時点で自身の成績と第一志望であった京大との差はかなりあった。塾の先生と相談したところ、夏で引退するのが妥当だと言われた。僕にとって大事なピースであったサッカーに踏ん切りをつけるのは簡単ではなく、チームメイトに引き止められながらも、覚悟を決め結局顧問の先生に引退届を出しに行った。

2兎追うものは1兎も得ず
当時はこの言葉を信じていた。

2兎追う、すなわち「勉強」と「サッカー」当時どっちも取りに行くという選択ができなかった。このことは今でも強く後悔している。

そして現在北大に在籍している。北大に通うことは自身も想定していなかった。

京大に落ちたため、東京の私大に行こうと直前まで考えていた。city boyとして大学生活をenjoyしようと。しかし心のどこかにあの頃の後悔が押し寄せてきた。自分の大好きなサッカーを辞めたときのあの気持ち。当時の熱を失った夏の青空が蘇る。

そして入学手続きの締め切りギリギリに北大でサッカーに打ち込むと決意した。

地元の友達、高校のチームメイト、彼女に別れを告げ、大空へ飛び立った。

そして現在なんとか、ブログを書くに至っている。

自然を身近に感じれる北海道が大好きだ。

「北の大地を全力でさすらう」これが僕のモットーである

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