「やっぱり」

自分が試合に出られたのはサテライトリーグやIリーグといったトップチームに入らない選手の試合だけでした。そんな中でも、自分が関わる試合では、良い試合をして勝つことはもちろん、トップチームの選手や首脳陣が自分たちの試合を見たときに少しでも参考になるところがあるようにと意識していました。全くそんなことはなかったかもしれないけど、今年最後にはしっかりと試合に勝って、残留を決められたので自分は勝手に満足しています。また、練習中などで指示したり議論になったりしたときには理由をしっかり話すように気を付けたつもりです。来年以降、一緒に試合したメンバーが活躍の場をより良い舞台に変えてくれることを祈っています。
今年は自分たちが出た試合でも何試合か勝つことが出来、最後の試合では岩教を相手に最後まで分からない試合をすることが出来ました。去年の自分たちのチームでは考えられないような結果で、自分たちが成長できたと感じられたし、清々しい気持ちで引退出来ました。

かれこれサッカーを始めて、20年弱経っています。振り返ってみるとこんなにも長い期間にわたって続けていることは他に何もありません。今年度に入るまで、つらいと思ったりきついと思ったりすることはあっても、やめたいと思ったり、嫌いになったことはありませんでした。しかし、春に活動が停止になり、久々に自分の他の趣味の時間が取れたり、採用試験の勉強が重なったりしたことで、部活再開が近づく中やめてしまっても良いのではないかと思っていました。それでも、結局部員や家族に相談して、続けることにしました。
続けた結果、満足いく1年に出来たし、何より楽しくサッカーが出来ました。朝早い雁来での練習も良い思い出になっていると思います。相談に乗ってくれた人には感謝しています。引退してからも、好きなチームの試合とはいえ、深夜に起きてまで熱心にサッカーを見ています。続けられたのはやっぱりサッカーが好きだからだと思います。初めて出会ったスポーツがサッカーで良かったと思います。

後輩たちもみんななんだかんだサッカーが好きで続けていると思うので、多少嫌なことがあっても、せっかくなので後悔がないように最後までやり切ってほしいと思います。
来年も北海道大学体育会サッカー部としても、それぞれ個人としても目標が達成できるように期待しています。


#34 佐上博康

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