3月31日、見事合格した北海道大学に向かうべく自分は山梨県を出発した。その日向かった先は東京の美容院。これまで自分の髪は母が切っていたので人生で初めての美容院だった。その日までにお願いする髪型を決めておくはずだったが、パーマをかけるのか、染めるのかそれともただ短くするのか決められないままついに美容院につき、席に案内された。なんせ初めての美容院だったので店員さんと落ち着いて話すこともできず勢いで「染めます!」って言ってしまった。まあ兄二人も高校卒業後染めてたし、人生で一回は染めてみたかったし、大学生なんてみんな染めてるっしょと軽い気持ちで。その日は東京で一人暮らしをしている兄の家に泊まって翌朝北海道へ飛び立った。
4月1日、ついに北海道に上陸。山梨ではもう桜も散り始めた季節だったが、北海道はまだダウンが必要なほど寒かった。
4月3日、オリエンテーションのため初めての北大通学。基礎クラで髪染めてる人が少なすぎて驚いたのを覚えている。オリエンテーションが始まり担任から4人一組を作って自己紹介しろという指示があった。席の位置的に自分以外は全員後期勢だった。「前期どこ受けた?」という答えに対して自分がとても目指せないような大学名が返ってくる。一般入試だったら北大入学できたかも怪しい自分はその会話に圧倒されていた。しかもその3人のうち一人は外国の血が混ざってそうなイケメン。そうこれが山口育矢との初対面。そこから育矢と同じ学館の文園啓太とも仲良くなり、3人でいろんなサークルや部活の新歓を回った。
4月はいろんなサークルや部活にいった。一番の思い出は競技舞踏部できれいなお姉さんとダンスをしたこと。自分は実はサッカー部に入るかとても迷っていた。特別うまいわけでもないし、大学の部活はきついと聞いていたし、そこまで本気でサッカーしたいわけでもなかったし(、髪みんな黒くて入部したら剃られるんじゃないかと思ってたし)。でもたくさん迷ってサッカー部に入ることに決めた。これまで続けてきたし何より最高の友達を作りたかった。あと仲良くしていた育矢と啓太がサッカー部の入部を決めたことがデカかった。サッカー部に入ってよかったと今振り返って思う。
入部後先輩方のブログを読んだ。熱すぎて正直圧倒されてしまった。でもそれと同時にここまで熱く本気になれて自分をさらけ出せることに尊敬の気持ちもあった。4年生のブログなんて読んでいると涙が出てきそう。
自分はこれまでの人生で何かに本気になれたと言い張れるものがあまりない。幼稚園からサッカーを続けているが、別にサッカーに特別な思い入れがあるわけじゃないし、試合の時は口では絶対勝とうと言っているけど、戦況が悪くなってくると別に負けても何かが起こるわけでもないしと心のどこかで言い訳をしていた。中高で弱小校に所属していたこともあって、学年が上がれば自分のポジションは自然と用意されていたから、スタメンを勝ち取ろうと必死になって自主練などに励んだこともない。受験勉強はがんばった(フロンティアでもいっぱい勉強しました)。北大が第一志望だったし合格したときはうれしかった。でもやっぱり北大じゃなきゃダメな理由はなかったし、ダメでも併願があるしと心のどこかで本気になれなかった部分があった。
北大サッカー部に入って3カ月以上がたった。チームとしてはシーズンも始まって毎週試合が入っている。個人としては一度もアイリーグのベンチにすら入れていないという現状。毎週末グラウンドで練習してスマホ越しに試合の結果を知る。そんな日々が毎週続いている。北大サッカー部には本気で取り組める環境がそろっている。自分のプレーなんて大学にはいるまで見たことがなかったし、戦術や身体作りについて教えてくれる指導者や先輩がいる。今こそ本気で取り組むチャンスなのではないか。ここで筋トレも食事も全部こだわって本気でやると宣言できないのが自分の弱いところだけど、でも目の前のやることを淡々とこなしていって、本気でスタメンを取りたいっていえるようになりたい。そして本気でサッカーに向き合えるようになりたい。まずはアイリーグに呼ばれるところから。
いきなり金髪で入部して調子乗ってんなとか思ってる方もいるかもしれないですが、やることはきちんとやるので勘弁してください。着実に上のカテゴリーに上がっていくので、できるだけ油断しながら待っていて下さい。
最後に、やっぱり部活の一番いいところは最高の仲間と出会えることだと思う。先輩たちのブログを読むと同期の仲の良さが伝わってくる。自分たちもそうなりたいな。一緒にいっぱい練習していっぱい遊んで最高の仲間になろう!

