打矢流星(3年/DF/札幌光星高校)
高校3年生のとき、高校のサッカー部では、組織面もサッカー面も問題が山積していた。「このままじゃ勝てない」と危機感を持ちながらも、めちゃめちゃ動いたが空回りしているように感じ、八方塞がりだった。
北大サッカー部での一昨年の最終戦、東海大学戦。前半で2失点し、チームとしても思うようなプレーが全くできなかった。試合プランが崩れて上手くいく展開も見えず、チーム全体に重たい空気が漂う中、ハーフタイムを迎えた。
最近、自分の連絡ややるべきことに大きい問題があり迷惑をかけて、同期にしっかり叱られる出来事があった。
上手くいかない、自分のミスがあった、迷惑をかけた、などマイナスな事があったときはまず反省するべき。全部自分に全部責任があり、全てのことは自分の選択の結果だから、まずは反省して改善策を考えたり、迷惑をかけたならすぐに謝罪するべき。
これは必須だし、特に最後の例のような迷惑をかけることは絶対してはいけない。
ただ普通なら、こうした「ピンチ」に直面するとマイナスな気持ちになったり、立ち止まってしまったりするだろう。連鎖してしまうときも多いと思う。
ただ、タイトルにもある通り、「ピンチはチャンス」だと思う。
例えば、高3のときのサッカー部では色々もがきながらもチーム状況も良くなったと思うし、何より自分が成長したと思う。最後の3カ月が人生で1番成長したと今でも思うくらい濃かった記憶がある。
東海戦では後半に入り2得点して追いつき、あの絶望的な前半が嘘のように流れを引き寄せた。2点リードされてるという状況自体が好転に繋がったと思うし、大局観が凄く大事だなと思った試合だった。勝者のメンタリティもついた。
そして同期に叱られた最近の出来事では、本気でやばいと思い、めちゃめちゃ自分が変わる必要性を感じた。3つ習慣を作り、今のところはそれが少しずつ身についてきていて、確実に良い方向に進んでいる実感がある。
高校の寮生活や浪人中、友人とさまざまなことを語り合い、また本を通して多様な価値観に触れた。
その中で、「物事はどんな出来事にも両面の見方がある」「見方を変えれば意味も変わる」という感覚を自然と身につけた。
そして何より、過去にピンチを乗り越える中で、自分が大きく成長できた経験が確かな自信になっている。
本当は最後のところをブログで書こうと思っていたが、最近の出来事で自分に凄く危機感を持ち、決意っていう意味でもこの前半部分を記した。
これから書く想いを実現するためには、チームを引っ張るためには、自分の人生を自分で決めるためには、本気でそれにふさわしい人物になる。全ての面で。
やるなら責任を持ってやり切るって事が、今年の自分のテーマでもあるから行動で示す。
ここからは主にサッカー部に対する、自分の想いであり北大サッカー部を応援してくれている人への宣言です。
戦績面では、熱い試合をして勝ち進んで全国に行きたい。
札幌大学、岩教大学の牙城を崩し、全国の舞台で新しい景色を見たい。
その過程で、自分自身も、北大サッカー部も、大きく成長していきたい。
北大サッカー部全体としては、部員全員がそれぞれの形で挑戦できるような組織にしたい。
個人個人、価値観が違うし、バックグラウンドも違うけれど、「成長」「勝ちたい」「面白いことをしたい」などという気持ちはある程度共通して持っているのではないか。
押し売りかもしれないけど、全員が挑戦できるような部活にしたいと本気で思っている。それが結果にも繋がってくると思っている。
全員が情熱を持ってゴリゴリ系で行く必要は全く無いけれど、ちょっとした意識を持ったり、潜在意識でやりたいことが出てきた時にそれを実現させたり、こうなりたい、こうしたいっていう想いを形に変えたり出来たらいいな、と思う。
これは北大サッカー部だからという訳ではなく、自分の理念的な所なので、サッカー部のため、部員のためとなる所、マッチするところを進めていきたい。
サッカー部の仲間は色んな面で最高なので、その仲間と新しい景色を見に行く。
サッカー部内の人にも外の人にも、関わってくれる全ての人に魅力ある部活に本気でする。
#8 打矢流星