区切り

髙橋温(4年/DF/仙台第二高校)

今年の一年間で、私はこれまでの人生に一つの区切りをつけることになるだろうと思う。
私のサッカー人生は幼稚園の頃に友達に誘われたサッカー教室から始まり、ずっとBチームだった小学校のスポーツ少年団、キーパーに転向した中学時代、最後の公式試合が無かった高校生を経て、現在の大学サッカーに至る。気づけばサッカーをしている時間は、ここまでの人生22年間の8割以上となっていた。その間、様々な場所で、いくつかのチームでサッカーと向き合ってきた。小学校から週末や休日の予定のほとんどはサッカーの練習や試合であり、中学校の部活が始まると平日の放課後も練習をするので、ほぼ毎日サッカーをするようになった。高校に進学するとさらにサッカーに熱中するようになり、下手なりに自主練をしたり朝練をしてみたりと、高校生活のほとんどはサッカーをしていたような気がする。北海道大学に入学してからもサッカーへの熱は冷めず、いわゆる大学生活といわれるものはそっちのけでほぼ毎日サッカーをしている。
 このような、土に汗に雨に、時に涙にまみれた私のサッカー生活も今年で恐らくひと段落を迎えるだろう。正直、この18年間のサッカー人生の答えを出せるとはまだ思えないし、何をすれば集大成といえるのか私にはまだわからない。ただ、今シーズンが終了した時に、この18年で何を得たのかをはっきりと自覚できるように、自分の人生に一つの大きな区切りをつけられるように、最後のシーズンを全力で走り抜けていこうと思う。

#46 髙橋温

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