酒井真生(2年/FW/札幌月寒高校)
みんながいい感じのブログ書いてて慌てて書き直してます。北海道大学経済学部2年の酒井真生です。
私は去年の12月にサッカー部に入りました。私が卒業した札幌月寒高校はそれほどサッカー部が強くなく、そこそこ試合に出る事もできていました。中学の部活がきつかったこともありますが、自分の意思が弱く人に流されてしまう性格がゆえ、高校のゆるい部活の雰囲気に慣れてしまい、全くといっていいほど向上心がない状態でした。
サッカーをすることは大好きなので楽しくサッカーができている現状に満足していたのです。そんな中、引退間際に右膝の前十字靭帯の断裂という人生で1番の怪我をしました。2年近く前のことなのでほとんど覚えていませんが意味わかんないくらい膝が痛かったことだけは覚えています。
手術をしなければ治らない怪我でした。ですが、札幌で決してトップクラスとは言えない月寒高校のなかでも普通レベルの学力の自分が北大に受かる学力は当時なく、ガリ勉にならないと受かるわけがありませんでした。当時大学でサッカーをするつもりがなかった自分は、今は手術をせず受験勉強を優先して大学に入ったら手術をすると決めました。
そして猛勉強の末なんとか北大に受かり、大学生になったころには切れた靭帯を放置していたこともあり半月板もボロボロになっていました。そして去年6月にやっと手術をしました。これまた意味わかんないくらい痛くてきつい入院生活でした。そして退院後週2回社会復帰のためのリハビリに通う生活が始まりました。
自分が通っていた整形外科には体の調子が悪い高齢の方ばかりで、自分くらいの年代の人はとても少ないです。暖かいリハビリ室で老人がマッサージされてる中自分だけ汗だくになりながら何回も何回もスクワットをする。そんな日々が続く中で自分はなんのためにリハビリを頑張っているのかわからなくなりました。もうサッカーしないんだし別にリハビリ行かなくていいじゃないかと。
いや待てよ?サッカーしたくね?
気づいたらインスタで北大サッカー部にDMしていました。とはいえ元から別にサッカーが上手いわけではないし、強豪校出身でもないし、怪我明けの自分が苦戦するのは分かりきっていました。
でも最後の学生生活、好きなことを全力でできる最後の機会と思い入部しました。
やはり大学はレベルの高さを感じました。全国から上手い人が集まってきていて、中にはなんちゃらかんちゃらユース出身のすごいうまい人もいました。大変ですが充実しています。この環境であと3年必死にもがいてみようと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
#29 酒井真生