限界未定義

川口遼也(2年/MF/北広島高校)

自分の長所は誰がなんと言おうと運動量である。と、思う。
味方がボールを持っていればとりあえず動き回って要求する。守備の時間になれば必死に戻る。それは当たり前か。ただ絶対に手を抜かない。

正直しんどい。試合では開始5分で息があがることもよくある。調節の仕方なんか知らんし、日によって体力ゲージの減り具合は変わる。だからこそ最初から全力で突っ込む。

『人間には「限界」はないと思うよ。だって人間には、本当に何が「無理」かかも、想像できないのだから。』

最近読んだ『アリアドネの声』の言葉。
この言葉を読んだ時、他の人と解釈が違うかもしれないが、すごくしっくりきた。
開始5分でバテても良い。そこからが勝負である。限界を恐れて節約術を考えるなんてバカバカしい。

練習・試合の度にヘトヘトで死にかけるが、帰って風呂に入り、寝たら回復してよりパワーアップできたように感じる。体力がより付いたように感じる。

サイヤ人は死にかけから回復すると強くなると言うが、普通の人間にもそんな力があると思っている。
昨シーズンは特にそう思えた。

と、ここまでカッコつけて書いてみたが、自分の短所は山ほどある。

持ち運びができない。ターンができない。周りが見れていない。ロングキックが苦手。シュートが下手。
本当にボランチなのかと疑われてしまう。

ついに訪れたチャンスを活かせず悔しい思いもたくさんした。

旭教戦、道都戦、阪大B戦。

特に阪大B戦。
それまで少しずつ自分の課題が改善され、調子が上がり、自信が付いてきた。そんな中で迎えた試合。
結果は散々で、それまで積み上げて来た自信が、崩れていく感覚。
自分の弱点が全て露呈し、何をしても上手くいかない。焦る。
しまいには何も無いところで足がもつれて転んだ。

ボランチとしてピッチに立っていることが情けなかった。旧帝戦最終日で気合いが入っているチームのみんなに申し訳なく思った。
悔しかった。

ただ、、、、、
ただこの1年、そんな自分の課題が明確になり、意識して練習することができた。
それが嬉しい。
毎日のように練習や試合の動画を見て自分のプレーを振り返り、考え、次に繋げる。
それが楽しい。

また、自分の周りには本当にいい人たちが沢山いる。自分のプレーを見て何が良くなかったのか、どうすれば良かったのかを丁寧に教えてくれる人。些細なことも褒めてくれる人。そのどちらも自分の成長・自信に繋がる気がする。そうした環境の中でサッカーができていることは、すごく恵まれていると感じている。

この1年は、自分の課題をいくつも見つけることが出来た。その課題と向かい続けることで、確実に前に進めた1年だった。

まだまだ課題は山積みで、理想の自分には程遠い。

だが、限界を決めずに走り続けることはやめたくない。

きつくても、上手くいかなくても、悔しくても、そこからどれだけ踏ん張れるか。

これからも、自分なりに全力で向き合っていきたい。

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