白石優多郎(4年/DF/横須賀高校)
4月22日
バイト先で不思議な体験をした。
なんと一次会と二次会を同じ店で開催するお客さんに遭遇した。意味がわからない。もう楽しめる要素とかないやろとか思いながら働いてた。まあ確かに自分のバイト先以外23時に閉まるからしょうがないんだけどさ。
あ、自己紹介遅れました。文学部4年白石優多郎です。
(ちなみにフルで自己紹介すると、北海道大学文学部人文科学科言語文学コース言語科学研究室4年白石優多郎っていいます。長いですね。)
背番号は63番です。かっこいいブログを書いていたアッキー(3年/58番)のように思入れがあるわけではないです。乱数生成アプリに選んでもらいました。最初は全く思入れなかったけど今は最も好きな番号の一つですね。お風呂とかの靴入れで63番が埋まってると萎えますね。風呂入らずに帰ることもあるかも。いやそんなことないね。
サッカーはクラブチームに入ったのが5歳とかだったんで、17年くらいやってますね。あ、安心してください浪人の1年は抜いて換算してるからね。
それに関連して年齢の話をすると僕部活内最年長です。2002年4月19日生まれ。正直二浪とかいないとおれには勝てません。全員絶対俺には敬語使え。嘘です。僕も敬語は使えないので1年生は是非フランクにきてください。
とまあ、こんな感じで今回のブログはかーなーりラフに書きます。と言うのも前回のブログ、ちょっとかっこいいこと書こうと頑張りすぎて大変だったのと、このベシャリのスタイルの方が自分らしさが出るんじゃないかなって思って書いてます。
というわけで今回のブログは自分の思ってることを徒然なるまま、つまり思うままに書いてこうと思います。言い直したのは、こーよー(4年/77番)やよーへー(2年/34番)がギリわかんないかなって思ったからです。冗談です。
まあ普通に怒られそうなこととか、デリカシーがないこととか書いてそうなんで一応信頼のおける友人の検閲にはかけてます。が、それでもなんかあったら僕に直接お願いします。
まあ最高学年としてかっこいいことはしょーご(4年/1番)や周(4年/5番)、にし(4年/9番)辺りが書いてくれると信じてます。多分めちゃかっこいいこと書くんで彼らに期待しましょ。個人的には最後のシーズン開幕前ブログをそーや(4年/35番)がどんなアツいことを書くのかが楽しみで夜しか眠れないです。
こーたろー(4年/3番)やせーしょー(4年/10番)、萌(4年/MG)、しんの(4年/28番)はアッチアチの内容を書いてくれたので、僕のは休憩だと思って読んでください。(休憩にしては長すぎるのは許して。あと感想伝えてくれると嬉しいかも。)ではどーぞ。
p.s今回は誰の話をしているのかわかりやすいように学年と番号を入れときました。新入生やサッカー部ファンの方、先輩たちが読みやすいかなと思って試験的にやってみてます。読みづらかったらしょーごにメッセージ入れといてください。
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一体何が悲しくて僕たちはボールを足で扱って一つのゴールを目指しているんだろうか。
サッカーをやってる人なら誰しもが一回は考えたことある疑問なんじゃないかな。最近これをすごく思う。
多分コスパ至上主義みたいなのが流行ってるからなのかな。タイパとか色々求められる世界の中で意味がわからないんじゃないかな。足でボール扱うなんて。
正直サッカーのおもろいとこなんて点入るとこだけど、それを求めるのなら間違いなくバスケとかハンドボールをやるべきだと思う。でもなんで俺たちはサッカーをやってるんだろう。わからない。不思議だ。
別にここで答えを出したいわけじゃない。なんかふと疑問に思っただけ。なんかいい解答思いついたら教えて。飯奢ります。
p.s 最初からよくわかんない文章書いちゃいました。でもこんな感じで思いついたことを思いつくままに書いていくんでよろしく。
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今シーズンはヒラとして、下の学年に教えれるものだけ教えて引退しようと思ってたのに。
まさかのメンバー選考を行うことになってしまった。正直やりたくはなかった。確かに2年3年とやってきたからその実績を買われてなんだろうけど。
まあチームの役に立ってると思えばしっかりやらなくてはと思う。
でもこの仕事は非常に苦しい。
何が1番苦しいかって、練習のゲームとか純粋な気持ちで楽しみながら見れないってこと。ミスばっかりに目がいってしまうこと。あいつはここがダメ。ここが足りない。そう言うマイナス面に目がいってしまう。正直めっちゃ苦しい。可愛い後輩たちをそう言う目でしか見れないことが辛いし、同期であればなおさら。4年間ほとんど毎日欠かさず会ってるしあいつらがどんだけ努力してるのかも知ってるからこそ胸が痛い。
でもだからこそみんなに真剣に向き合う必要があるのかなって。いやこれまでが向き合ってきてないわけじゃないよ。でも今まで以上に真剣に向き合ってチームが勝てるようにしないとなって思ってる。
これまでの正直メンバー選考に関して後悔がなかったといえば多分嘘になる。
その後悔を抱いたまま終わらせないチャンスをみんながくれたんだと思う。そんな俺に任せようってみんなが思ってくれたのならより後悔がないよう真剣に向き合わないとなって最近思ってる。
だから今シーズンは今まで以上に頑張るよ。厳しいことも言うと思うし、選考に納得がいかないこともあると思うけどその時は言って。気が済むまで話しよう。
そんなわけでみんなよろしく。
p.s でも辛いことばかりじゃない。しっかりみんなのこと見てるからこそ、フィードバックとかを受けて成長してるのもわかるし、そういうのがわかる時はとても嬉しい気持ちになる。悪いことばかりじゃないんだよねこれもね。
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正直に言う、おれの良さが1番出るポジションはサイドバックだと思う。
最近サイドハーフで使われる機会が増えてきた。守備の動きの良さが褒められてサイドハーフらしい。褒められるのは悪い気はしないけど、、、うんって感じ。
サイドハーフはとても難しい。まずボールの受け方がよくわからない。自分がサイドバックの時によくプレーするとーま(2年/20番)やれーた(2年/27番)はいつもどこで受けてるかなとか考えるけど難しい。あと足元入った後のプレーが難しいよ。ドリブルってどーやってやんだっけ。もうわかんないよ。もとい(3年/2番)とかりゅーせー(3年/8番)、ゆーご(3年/22番)、そーや、けーた(2年/53番)を抜ける気しないよ。無理すぎる。ただ裏抜け勝負ならワンチャンあるんだけどね。うん。
守備の立ち位置はなんとなくわかる。多分この感覚が褒められているのだろう。でも多分これを本職のサイドハーフに伝えることのほうが大事な気がする。まじで。みんながその動きできるほうが良くない?そんなことない?
まあでもチームの代表として出ているからには全力を出そうと思う。最近はちゃんとサイドハーフ、と言うよりウイングバックの選手の動きを見て勉強してる。インテルのディマルコとかサンフレッチェの東、スガちゃん、レバークーゼンのグリマルドとかね。自分の使われ方的に守備の時間が長い試合で使われると思うからねウイングバック見てるよ。
運びのドリブルだったり、パスをする際に見てるポイント、組織で守る上手さ、相手のカウンターの際に前に出る判断とかの自分の良さが最大限に活かせるのはサイドバックだっていう考えは正直変わらないと思うし、多分変えたくない。でもチームの為ならどこでもプレーしようと思う。チームの代表としてスタメンで出してもらえてるし、それがチームの勝利にとって最も近づくのならそこで戦わせてほしいって思う。
今シーズンはおそらく本気でするサッカーが最後だし後悔ないようにやり切りたい。
p.s 1年生の頃はやりたくないポジションはやらない僕でしたけどこんなに大人になりましたよ。井田くん(いたら7年/当時11番)。まあ今でもまだまだガキなんですけどね。
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久しぶりの練習試合は楽しかった。
4月26日。国際大で練習試合があった。おれはサブチームの方で出た。ディフェンスラインは左から順におれ、けんし(1年/?番)、ゆーき(1年/?番)、そーやだった。
なにこれ。4年1年1年4年。キモい並びである。
これいけるかなあという不安1割、めっちゃおもろそう5割、最悪1年坊主どもに介護して貰えばいいやー4割くらいの気持ちだった。
結果的には2本やって0-1負けだった。悔しかった。けど正直楽しかった。
負けたのに楽しいって。イカれてると思う。でもヒヨッコ達は受験明けの重い体引きづりながらもちゃんと声も出して戦い抜いてたと思う。ほんとにあとこーよーとアッキーが決めるだけの試合だったし。なんかみんなの頑張りが見えてすごい楽しかった。
しかも、先輩方は信じられないと思いますけどあのそーやがチームのために声出してたんですよ?!そりゃ4月終わりなのに雹が降るわって感じっす。
まあ4年目みんな頑張ってるし1年目もよく頑張りましたって感じでした。なんかこんな話書くなんて歳かな?
p.sあんま自分を老人扱いすると怒られるよ?と栄子(X年/母親)に言われたけど使っちゃいました。ごめんなさい。でも4つとか歳離れてるやつが頑張ってるの見るとなんか感慨深いものありますよね〜。
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4月28日 見知らぬ土地の高度8000メートルより
上記の練習試合が終わった後、家族の事情で広島に帰った。
はじめはあんま乗り気じゃなかったけど、しょーごの名言(最近聞かないけど)を借りるんなら「広島はいいとこ」だった。
個人的にピースウィングスタジアム見れたのが激アツだった。ピッチの側まで行けたし。
ここでプレーしてみたいな〜なんて思いながら見てたし、今でもプレーしたいと思ってる。
ふと思った、わざわざ広島まで来てんのにここでもサッカーかよって。原爆ドームとか宮島の厳島神社とか行けばいいのに。サッカー好きすぎだろって。
しかもサンフレッチェのお土産を同期に買ってるし。どんだけサッカー部好きなんだよって。しかも買ったことを年目LINEで報告してるし。あー恥ずかしい。でもそれでもいい。
ラストシーズンくらい同期愛全開で行ったっていい。
及川(4年/16番)の声で再生される。うん多分いいこれで。可愛い後輩たちには飯いっぱい奢るからラストくらい同期とイチャイチャさせてくれ。うん。
p.s正直昨シーズンは特大粗相のせいで少し居づらさを感じてました。いや今もちょっと感じてるかも。特にこーたろーはまじで接しづらかった。今はそんなことないけどね?!うん、ないはず、、、今度山岡家にでも一緒に臭いラーメンを食いに行こう。まあそんなこんなでみんなこんな自分にも優しく接してくれて嬉しいです。いつも感謝は恥ずかしくて直接伝えれないので文面だけでも。
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「なんで白石くんなんでずっと長袖着てるんですか?」
はい。これよく聞かれます。後輩だったり中学、高校の友人からも。気になりますよね。くっそ暑い中でも長袖着ててしんどくないんかって。正直言うと、バカしんどいっす。しゅうには「長袖着てて動き悪かったら少しずつ袖切って半袖にする」って言われてるんで死に物狂いでプレーしてます。
じゃあなんで着るのかって。そんなの単純明快、カッコいいからです。
これアホな理由だと思うでしょ?これ日本最高のサイドバックこと内田篤人も同じこと言ってるんですよ!!!半袖か長袖選べる時はカッコいいから長袖着るって。うーん日本一のイケメンがそう言ってるんなら多分そう。いや絶対そう。
カッコいいでしょ、長袖。ベッカムとか内田篤人とかめーーーっちゃかっこいいじゃん。最近で言ったら、PSGのクヴァラツへリアの長袖みました???クッソカッコいいんで是非見てください。
選手の顔がカッコいいだけなんじゃないかって?うーん、それはそうかも。でも長袖ユーザーも俺の影響で着実に増えてきているのも事実。
しおん(3年/11番)に始まりとーまも買ったし、及川も欲しがっています。間違いなく時代が来ている。1年生のみんなは絶対に長袖買おうね。あとは及川も絶対買え。
そして、長袖先輩であるだいと(4年/18番)と純一(4年/4番)たちともっと良さを広めていきたいですね。
そして来シーズンにはピッチに立ってるスタメン全員が長袖を目指したいと思ってます。
p.s今回のブログ、この形式のブログにするか、長袖について語るかで迷ってこの形式にしました。文章量的にこの形式にしてよかったと思います。ほんとに長袖カッコいいしあったかいんで買おうねほんとに。あとしおんは黄色の長袖買え。
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これが本気でサッカーをする最後のシーズンらしい。
まだ実感が湧いてないけどどうやらそうらしい。
僕はこれまでサッカーにおいてラストシーズンを大団円で終えたことがない。
小学校の時は最後のトーナメントで格下に負け、中学校の時は数十年ぶりの1部降格を経験し、高校の時はコロナで最後の大会が無くなった。
大学はどうなるのだろう。2度あることは3度あるという諺があるくらいだし、またバッドエンドなのかもしれない。
はたまた3度目の正直って諺もあるし、3度目じゃないけど4回目でようやくハッピーエンドを掴める可能性もある。
全くわからない。でもこれだけは言える。5歳から始めて17年も続いた本気のサッカーラストシーズン、絶対楽しい。
楽しいと思う、とかじゃない。「絶対」楽しい。
こればっかしは言葉狩りしてくれたっていい。楽しくないわけがない。
土のグランドでする午後練だって、朝4時半に起きて行く朝練だって、みんなで行くご飯だって、試合前日の緊張だって、試合でみんなで声出して戦ってる時だって、試合前後の車内の話だって、全てが楽しい。
サッカーのチームスポーツという特性上、上手くいくことだって上手くいかないことだってきっとたくさんある。
でもこのチームならそんな困難すらみんなで楽しんで乗り越えていけるって思ってるよ。
俺のハッピーエンドを作るために皆様のご協力よろしくお願いしますね
p.s最後の文章にしては本当に取り留めのない文書になってしまった。どうしようと思ったけど何も思いつかないので、最近読んだ小説の好きな一節をおくことでなんか良さげにして終わらそうと思う。
「わからない」
一人が、立ち上がって言った。
「なに言ってるのか、全然わからない。急行はどこかの駅には停まるし、行きたければ行けるし、行きたくなければ行かなくてもいいし、なにかわからないものがほしいってどういうことかわからない」
「わからないわからないっておまえがいちばんわからないよ」
孫は、吐き出すように言った。
わからない、わからない、ともう一人が節をつけて歌った。
(柴崎友香『百年と一日』より)
#63 白石優多郎