結果に

梶玲太(2年/札幌第一高校)

はじめまして。サッカー部2年の梶玲太です。出身は札幌第一高校で、ポジションはウィングです。今回は2回目のブログということで今年1年を振り返ろうと思います。

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 僕が北大サッカー部に初めて行ったのは、新歓ゲームの日だった。そこで入部を決めた自分は、その次の練習から参加するようになった。足元の技術とか足の速さにはある程度自信があり、久しぶりではあるものの、そこそこ通用するだろうと思っていた。

 しかし、約4年のブランクは決して軽いものではなかった。最初の頃は強度の高さについていけず、毎日のように筋肉痛や足の痛みを感じていた。コートが想像の倍くらい広く感じられ,20分のゲームでへとへとになっていた。思うようなプレーができなくても4年間の空白を言い訳にし、まだ本調子じゃないと自分に言い聞かせた。

 そうして練習に参加している中で、部活と関係のないところで怪我をしてしまい、練習に参加できなくなった。元々のスタートが遅い自分にとって、ただ皆の練習を見ていることしかできない日々は、焦りを増幅させた。

 そうしている内に、成長を感じることも結果を残すこともできないいまま、前半シーズンを終えてしまった。公式戦の出場機会は多分一回もなかった。

 シーズンの後半には結構出場機会があった。一番記憶に残っているのはIリーグの準決勝札大戦。結果は0-1で負け。自分は後半の途中からサイドハーフで出場した。チームとしては後半何度かチャンスを作れていた。あつしくんのクロスからたつやのヘディングでほぼゴールみたいな場面もあったし、コーナキックのチャンスも5回くらいあった。自分もドリブルで相手を抜いて惜しい場面があった。

 だが一点が遠かった。調子は良かったし、もっとドリブルで仕掛けようと思ったが、体力が足りなかった。途中出場で情けないが、終盤はかなりオープンな展開でずっと走らされていた。それでももちろんスタメンで最後まで走れている人もいたし、完全に自分の実力不足だった。

 結果的に札大は優勝して全国に行ったので、もしその試合に勝てていれば全国に行けたかもしれない。もし自分にもっと体力があって、攻撃でも守備でもチームに貢献できていたら、全国に行けたかもしれない。それがもっと前から分かっていたなら、試合に勝つために自分は死ぬ気で努力できたと思う。だが,シーズン前半に出場機会のなかった自分には、そんなこと想像できていなかった。練習でも、手を抜いていたわけではないが、「来年は試合出たいなー」くらいの気持ちで取り組んでいた。その気持ちが結果に表れた試合だった。不甲斐なかったし、何よりそれが最後の大会だった四年目に申し訳なかった。

 結果につながると信じて、練習に取り組む。努力する。

 ということで最近は走ったり、筋トレを頑張ったりもしている。しりゅう君には、副部長という忙しい立場ながら、この半年間、毎週筋トレに付き合っていただいている。ありがとうございます。

 留学や勉強のため休部を選び、様々なことに挑戦する仲間に対し、自分はこのままサッカーをやっているだけでいいのかという焦りも感じるが、それでもサッカーをすることを選んだからには結果に拘りたい。

#27 梶玲太

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