わっさーほっかいどう ver.2

早坂天斗(2年/川和高校)

みなさんこんにちは。北海道大学サッカー部14番早坂天斗(はやさかてんと)です。好きなものはうどん、もっと好きなものは先輩にごっつぁんしてもらった丸亀のうどんです。1年前はふざけた題名と内容だったので今回からは真面目に書きます。クサすぎる表現が沢山出てきますので鼻をつまんでお読みください。



高校のサッカー部の友人との会話でこんなことを言われた。

「お前は試合ではあんまり目立たないけどよく見ると頑張ってるよな」

頑張ってると言われて少し嬉しい気持ちになったが、自分には武器がない、”持ってない”方の人間だと言われてるようで図星をつかれた気分になった。

サッカーにおいてだけではなく武器がある人にとても憧れがある。発言力、驚異的な運動能力、頭の良さ、圧倒的な技術など見る人を魅了するプレーに何度も胸が熱くなった。

しかし、そんなプレーを夢見て小中高大とサッカーを続けるにつれて自分は”持ってない”方の人間だと気づいた。
スーパーなプレーはできないし、恵まれた体格もない、試合では練習してきたことの半分、いや1割も発揮できないことだってある。
強いて言えば、少し顔がメッシに似ている父の血を引いているくらいだ。
普段は適当に練習してるのに試合では自分よりも活躍する奴を何人も見てきたし、何もしてないのにゴリラみたいな体格を持ってる奴に吹っ飛ばされたことなんて数えきれない。
それが悔しかったし、苦しかった。

「サッカーは積み上げてきた努力は関係なく結果が全て、その結果を運や才能で掴む奴がいること」を認めたくなかったけど、認めざるを得なかった。

それでも、北大サッカー部に入って” 持ってない”方の人間として、どんなプレーができるかを考えた。

「誰よりも走る、気の利いたポジショニングをとる、チームの不足部分を補う、切り替えの部分で負けない」

本気でサッカーに取り組んで、自分を分析して、昨シーズン中に出た結論がこれだった。
自分なりにチームのために黒子に徹するプレーを意識したし、こういうプレーはチームに必要だと感じていた。自分は”持ってない”方の人間だからサポートに徹するプレーで北大を勝たせたい。全国に行きたい。

本心はどうだろうか

俺が黒子に徹するだけのプレーヤーで終わるなんてそんなクソみたいな人生で良いわけがない

俺は”持ってる”方の人間たちをぶっ飛ばして主人公になりたい

俺が北大を全国に連れていきたい

俺が北大を勝たせたい。

そう想っている。

するべきことは自分が1番わかってる。

さあ、やってやろうぜ

#14 早坂天斗

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