熱と葛藤と

山内尊人(2年/札幌東高校)

皆さんこんにちは。
北海道大学サッカー部新2年生の山内尊人です。
出身は札幌東高校で、ポジションはウィングです。
最近は骨折でずっと家にいたので、モンハンワイルズをしたり、英語の勉強をしたり、筋トレをしたり、家で充実した時間を過ごしています。

急ではありますが、9月末まで休部させていただきます。
怪我がきっかけの休部ですが、その期間はフィリピンに語学留学に行ったり、そのための英語の準備をしたり、経済系のプログラムに参加したり、以前からやりたかったことに挑戦しようと思っています。

フィリピン留学があっても5〜7月は部活に参加するつもりでしたが、復帰時期が5月半ばになってしまうこと、復帰してもプロジェクトへの参加で部活を休むことが多くなること、そして結果的に今シーズンの活動が中途半端になってしまうこと——。これらが5〜7月に部活に参加しないと決めた主な理由です。

本当は部活に行って直接伝えるつもりでしたが、日程が合わず、先にブログでの報告となってしまいました。ごめんね。そして、どうしてこの2年の夏にこれらの挑戦をするのか、その理由も書いたので、ぜひ最後まで読んでほしいです。



今の部活には、目まぐるしい改革が起きていて、火傷しそうなほどの熱を感じます。その熱は、正直異常だと思う。やっと遊べる大学生になったのに、ずっと馬鹿みたいにボールを追いかけて、馬鹿みたいに朝早く起きて自転車に乗って、馬鹿みたいに熱くサッカーしてるじゃないですか。

僕は、大学生のうちに留学や、企業・お金持ちが提供する「若い人材を育てよう!」というプログラムに参加したいと思っています。それも、どうせなら就活で活かせるように、2年生のうちに動きたい。

このような気持ち、みんなの中にも少しは共感できる人がいるんじゃないでしょうか。今のサッカー部の熱はすごいし、楽しいけれど、一方で「自分のやりたいことや挑戦したい気持ちを抑えて、部活動を続けている」と感じる瞬間はありませんか?

サッカー部の熱についていけていない気がしたり、「4年間、部活だけして終わるのかな」と考えたり。僕はまさにそうでした。大学生はできることが多すぎる。

骨折している間、何度も「やっぱりこのまま部活を続けた方がいいんじゃないか?」と考えました。でも、その一方で、今しかできないこともあると思います。語学留学に行くなら、今のうちに英語を勉強しなきゃいけないし、学外の活動も就活に活かすなら2年生のうちに動くのがベスト。

どっちも大事で、どっちも本気でやりたい。だけど、どちらも中途半端になるのは嫌でした。

だから後悔しないよう、じっくり悩んだ結果、休部することに決めました。

サッカーから一度離れる決断をするのは怖かったけど、サッカー以外に1番やりたいことを抱えながらサッカーをするのは、不純だと思いました。サッカーへの気持ちがそれている状態。他のやりたいことに引っ張られ、純粋にサッカーに熱を注げない状態。そのまま続けることこそが、一番中途半端なことであり、僕が避けたかったことです。

だからこそ、やりたいことを終え、100%サッカーに熱を注げる状態になって、サッカー部に戻ろうと決めました。

そのときは、今よりもっと大きな視野を持ち、もっと強い覚悟を持って、この異常な熱の中に飛び込みます。火傷するどころか、今度は僕が、この熱をさらに燃え上がらせる薪になろうと思います。

また、全力で、馬鹿みたいに熱くサッカーをしましょう。

#81 山内尊人

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