田淵慶一朗(4年/MF/神戸高校)
2016年8月17日−
そこは豪雨の帯広
これでもかと足を伸ばすが、
無情にもボールがネットを揺らす。
比喩なしに死ぬ気で関西大会を戦い抜き、
あれだけ切望した大会をたった3試合で終えた。
悔しさと申し訳なさで涙が滲む。
縁とは面白いもので、8年近くの年月が経ったいま、再び北海道でサッカーをしている。
あの頃の自分が知ったら何と言うだろうなんて時々考える。
苦い記憶もあるが、バテることなどないのではと思うほど涼しく、見事に芝生が映える北海道でのサッカーに憧れがあった。
そんな地でほぼ毎日サッカーをするチャンスをもらっている。
もちろん、冬はフルコートでサッカーできないし、夏は想像よりも暑い。
でもありがたい環境にいることは忘れないようにしたい。
サッカー部や学連を通じて学び、今でも学ばせてもらっている。
残された時間はあと半年。
カウントダウンがすでに始まっている。
「もう今日が最後の朝練かぁ」
そんな言葉が出ないくらい、毎日を大切にしたい。
開幕に向けて
自分のサッカー人生を振り返ると、サッカーが面白いと思えた瞬間が何度かあった。
なぜ面白かったかと考えると、やはりそのときにチームが勝利できていたからだと思う。
サッカーがスポーツである以上、
勝てばおもろいし、負ければおもんない。
楽しむためにサッカーをやっている。
みんなもそうだと思う。
せっかくなら勝って楽しもう。
さぁ闘おう
#16 田淵慶一朗