要は、キャプテン頑張ってってハナシ。

まるで雪景色のように純白な札幌の街並みも2年目ともなると見慣れてはきたものの、まるで北国のように体の芯から凍える寒さには未だに慣れない。例えるなら、まるで雪の降らない地域から突然引っ越してきて寒さに震える男の心持ちである。

つまり田中邦衛。いや、どっちかっていうと純か蛍の方ですね。ジュゥゥーン…

とっても綺麗な比喩法を駆使したセンセーショナルな文章から始まるこのブログは、僭越ながら新3年目の山田宙昂が筆を取らせていただきまして、ただご存知の通り休止状態の最近の部活について書くことは特にないので、来年の話をする事にします。鬼舞辻無惨は笑ってくれるでしょうか。僕はレムの方が好きですが。

3年目というと、僕らが入った時の3年目の代ということである。小泉進次郎もそう言ってます。決してふざけているわけではなく、今はもう老害と呼んでいいでしょう多賀遼太郎を始めとした現4年目に対して持っていた印象、あるいはそれ以上のものを新入生に与えるべき立場になったという事である。つまり、プレーにおいてはチームの中心へと成り代わり、ピッチ外においては上下のバランスを取って組織を支える潤滑油にならなければならず、さらに飲み会においては率先して店を確保し、場を盛り上げ、一発芸をしなければならない。そして就活でもまた潤滑油にならなければならない、らしい。

4年目や主将はピッチ内外の色んなことに目を向けなければならず負担が多くなりがちである。それに対して、もちろん組織形態そのものの改善(なんならもはやコーチを呼んじゃうとか)も効果のあるものだと思う。ただ、学生の主体性を重んじて人間としての成長を目標として掲げてきた我が部の歴史を思えばこそ、チーム個々人の意識と現在の風通しの良さを活かせば、コーチの言う通りの練習をして望まれるプレーを意識して勝利を目指すという事以上に得られるものがある組織にできるはずである。相手への要求やアドバイスなど、チームそのものに対して貢献する意識を全員が持つ必要がある。主将やSATが決めたメニューを黙ってこなすならプロのコーチに習ったほうがいい。大人のコーチがサッカーに関して言うことは恐らく正しいだろう。が、逆にただの学生が指導をしている北大においては間違っているかもしれない練習メニューに対して、戦術に対して、全員が常に懐疑的であるべきで、大いに反発してほしいと思う。そしてより良い案を持ってきて欲しい。これが育むべき自主性で、逆に主将を支えるはずである。向こうから何かをしてもらうのを待っているのではなく、部員一人一人が自ら行動を起こすことで主将は楽になるだろう。ここで改めて、そのような後輩の意見や考えを取りまとめたり、バランスを取る事が潤滑油たる3年目の重要な役割であると思う。つまり、来年の3年目は潤滑油ってこと。ジュゥゥーン…。4年目、特に主将が余計な事を考えなくてすむ1年であるために、粉骨砕身、一所懸命に頑張っていこうと不肖山田宙昂は思っております。どうか試合に多く出していただけるようお願いし、結びとさせていただきます。

2021年1月31日

club houseでフワちゃんと若槻千夏とウエンツで「ウエンツの今後について」をやっているのを聞きながら。

#18 山田宙昂

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